Steamユーザーの2月の使用言語統計「中国語」が50%を占める結果に

業界

Steamユーザーが利用している言語の最新のデータで、簡体中国語が50%に達したことが明らかになった。

英語は23.79%、日本語は2.01%である。

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春節と新作リリースが要因か

簡体中国語は1月から2月にかけて20%もの増加を見せ、英語を大きく上回った。

2月に中国語のユーザーが急増した理由については、中国における春節の長期休暇や「Mecha BREAK」のベータテスト、そして「モンスターハンター:ワイルズ」のリリースなどが重なったことがあるようだ。

中国産のロボットゲーム「Mecha BREAK」

今回のデータは、Steamが中国で急速に普及したことが如実に表れている。

2000万本以上を売り上げたヒット作「It Takes Two」の開発会社の創設者であるJosef Fares氏は、It Takes Twoの売上本数の半分は中国だったことを明かしている。

China accounts for 50% of Steam users as Split Fiction breaks records
Hazelight's follow-up to It Takes Two has hit record highs for the studio, as the amount of Chinese-...

グレーゾーンなSteam

中国ではゲームサービスは『版号』と呼ばれるライセンスが発行されないと許可されない。政府の検閲を通過する必要がある。

しかし、Steamのグローバルサービスでは版号の発行を受けずにゲームをリリースできるため、中国ではグレーゾーンなものになっている。

最近では、かなりの数の中国系インディメーカーもSteamでゲームをリリースしており、中国のユーザーだけでなく中国のゲームメーカーにとってもSteamが注目されている状況にあるようだ。

中国では以前から規制が強すぎることに不満を抱き、VPNを使用して海外版のゲームをプレイする人が多かった。

PCゲーム市場が圧倒的多数を占める中国において、ユーザー達がSteamに目を向けただけでなく、中国人の『有料のゲームを買う』ことに対する抵抗感が減っていることも示唆している。

一方で、Steamが中国で普及しすぎると、中国当局が新たな対策を講じる可能性が懸念されている。

コメント

  1. 匿名 より:

    近いうちにSteam自体が中国で規制されるなんてことがあるかも

  2. 匿名 より:

    ワイルズも同接のピークはアジア圏の夜帯で、あとはアメリカの夜帯に少し伸びる感じだから
    やっぱ中国でも売れてるんだろうなあ

  3. 匿名 より:

    割れとか不正チートが更に加速しそう

  4. 匿名 より:

    中国共産党的には面白くないだろうな
    そのうち中国製のプラットフォームができるかもしれんね
    黒神話見る限り国内のPC人口だけでも十分にやっていけるだろう

  5. 匿名 より:

    そのうち中国はネット禁止になると思うよ
    そのくらいの勢いで文革へ突き進んでる

  6. 匿名 より:

    大作ゲームだと流石に避けてるけどインディーズだと台湾やチベットウイグル問題に踏み込むゲームがあってもおかしくないし、中共がいつ対策始めてもおかしく無いな
    つってもSNS監視して間抜けな配信者を摘発する位しか出来なさそうだが

    • 匿名 より:

      かの国は言論・思想・経済統制厳しいからsteam自体の禁止もありそうだけどなー
      直接的な政治批判以外でも政府に都合の悪い思想は抑えたがってるし
      海外のネトゲが中国でサービスするときは現地企業間に入れさせるよね

    • 匿名 より:

      Googleの全サービスが中国で禁止されたようにSteamもありえるだろうね。特に中国はゲーム内容等に介入したがるし時間の問題かな。

  7. 匿名 より:

    自分もそう思う
    正規ルートのゲームに対する中国の規制具合を見ると中共の規制のかからないsteamへのアクセスが黙認されているのが不思議なくらい

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