韓国で明らかに苦戦している「メイプルストーリー2」 大型アップデートのタイトルは「リスタート」

ネクソンのMMORPG「メイプルストーリー2」は、2015年7月7日に韓国で正式サービスを開始したが、ほんの数ヶ月で全く話題にならないほど人気が衰えてしまっていた。

ネクソンは12月15日、メイプルストーリー2の大型アップデート「RESTART」を実施した。

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このアップデートでは大規模な改変が行われているが、基本的にはシステムの改善によってプレイヤーの参入障壁を下げるという狙いのものだ。

ゲームの中核にある「ハウジング」や「ユーザージェネレイテッドコンテンツ(メイプル工房)」を誰でも体験できるようにし、生活コンテンツを大量に追加するなどしている。

「リスタート」というタイトルから察する事ができるように、メイプルストーリー2は韓国市場でかなりの苦戦を強いられており、2016年現在、ランキングの50位にも入らないほど低迷している。

言うまでもなく、これまでメイプルストーリーに興味があったようなカジュアルゲーマーは既にスマートフォンゲームや、1ステージあるいは1試合を十数分程度で楽しめるゲームに関心が移ってしまっており、さらにMMORPGジャンルそのものへのオンラインゲーム市場の関心も小さくなっているからだ。

一方で、メイプルストーリー1はランキングの上位に位置しており、メイプルストーリーのプレイヤーが1をやめて2をプレイするだけの魅力もなかったと思われる。

このゲームが一向にグローバル市場に進出しないのも、成功の見通しが立っていないからだと考えられるだろう。

開発元はインタビューの中で、これまでミニゲームやハウジング等の様々なコンテンツを実装してきたが、「戦闘よりも面白いものを用意できなかった」としている。

サービス序盤からプレイヤーが指摘していた多くの点が今回のアップデートで改善されるようだが、ユーザーの反応は「なぜ今ごろ?」という感じのようだ。

韓国市場ではメイプルストーリーやFIFA Online、テイルズウィーバー、マビノギ、TERA、アラド戦記、エルソード、サドンアタックといった昔からの人気作を抱えているネクソンだが、同社の新作PCオンラインゲームはことごとく失敗に終わっているような印象もある。

ソース: ZDNet

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メイプルストーリー2 公式サイト(韓国)

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