海外のPCゲーム専門メディアPC Gamerは「Best Ongoing Game 2022」を発表し、今年で10周年を迎えたMMORPG「Guild Wars 2」が選ばれた。
PC GamerのBest Ongoing Game部門では、ライブサービス型のPCゲームが選出される。
ギルドウォーズ2は2022年3月に拡張パック「End of Dragons」を発売した。
ギルドウォーズ2はアップデートでストーリーを更新し、それに合わせて世界が変化する「Living World」という施策を昔から続けてきたが、その特徴ゆえに昔のストーリーを体験することができなかった。しかし、2022年のアップデートでLiving Worldのシーズン1を体験することが可能になった。
PC Gamerの編集長は、10年間に渡るドラゴンの物語に終止符を打つ物語や、MMOのオープンワールドにおける最高峰の戦闘と評価した。また、近年のアップデートにより、ベテランプレイヤーだけでなく、新規プレイヤーが遊びやすくなった点も評価の対象となっている。
ギルドウォーズ2は順風満帆だったわけでなく、一部のアップデートがバランスの問題を引き起こして、プレイヤーから批判を浴びたものの、開発チームがプレイヤーの声に真摯に耳を傾け、意欲的に改善に取り組んだことも評価された。
ちなみに昨年の同部門では「Apex Legends」が選ばれていた。
ギルドウォーズ2は、MMORPG.comの読者が選ぶ2022年の「MMORPG オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。
ギルドウォーズ2開発会社のArenaNetは過去数年でゲームディレクターやリードデザイナー、さらには共同創業者のMike O’Brien氏など、多数の人材を失い、プレイヤーからは開発力の低下やゲームの将来が懸念されていた。2022年はその懸念を払拭するような1年だったと言えるだろう。
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